AI英会話スピークバディが世界へ。まずは台湾でアプリ提供を開始

UIおよび学習コンテンツの台湾ローカライズを行い、本日より提供開始

株式会社スピークバディ（本社：東京都中央区、代表取締役社長：立石剛史、以下「当社」）は、当社が運営する「AI英会話スピークバディ」について、本日より台湾での提供を開始したことをお知らせいたします。

この度の台湾進出を海外展開の第一歩として、当社ビジョンに掲げている「アジアのグローバル化を牽引するAI言語習得スタートアップ」の実現に向けた動きを加速してまいります。

「AI英会話スピークバディ（以下「同サービス」）」は、最新AIテクノロジーと第二言語習得理論を融合させ、従来の「人との対話」ではなく、感情豊かなキャラクター（AIバディ）との対話を通じて、英会話を習得するスマートフォンアプリです。2016年9月に日本でリリースして以来、特にスピーキングを苦手とする日本人の課題に沿った学習体験が好評で、現在までに国内で累積450万ダウンロードを突破しています。

今回海外進出を行う背景には、東アジア圏全体に共通する英語学習の課題があります。傾向として、試験対策に偏重しがちな英語教育や、日常的なスピーキング機会が乏しい環境、また言語体系が大きく異なることにより習得が難しい等の点が概ね共通しており、英語の習得に多くの課題があります。経済成長やグローバル化が進む中、国や地域を超えたコミュニケーションで使われる頻度の高い言語の一つである英語の習得はビジネスシーンや観光業で急務であり、実践的な会話力の強化が求められています。

当社では、これまでに同サービスの特長として、・スピーキング力強化に特化した学習体験

・インプット〜アウトプットがバランスよく行える体系的な設計・楽しくストレスフリーなUI/UX・魅力的なキャラクターとの会話を通じて異文化理解を深められるストーリー仕立てのレッスンなどを磨き込んでまいりました。これらの特長は、日本国内にとどまらず、アジア圏の学習者にも大きく貢献できると考えております。

なお2024年時点での「英語学習市場」の規模は、日本市場が3,582億円であるのに対し、アジア圏で3兆4,087億円（日本の約10倍）、全世界で6兆3,156億円（約17倍）と推定されています。※1

*1 English Language Learning Market - Global Opportunity Analysis And Industry Forecast (2024-2031)より

台湾では、貿易が経済の要になっている背景や多国籍企業の投資拡大に伴い、バイリンガル人材の需要が急増しています。これを受け、台湾政府は「バイリンガル国家政策」を発表し、100億元（約450億円）を投じて英語能力向上に向けた取り組みを進めています。

また、個人においても、当社が実施した定量調査によると、「英会話サービスに1ヶ月で使える金額は？」という質問に対し、台湾の学習者は平均9,328円（日本の学習者の約1.7倍）※2と回答するなど、学習熱の高さが伺えます。さらに、教育分野ではAI技術の活用が進み、多くの学校・教育機関でも、英語学習のデジタル環境整備が加速しています。また、すでに「英会話アプリ」の普及が進んでいる点からも海外展開の開始地として適切と判断いたしました。
*2 日本・台湾の英語学習者への同一定量調査より（ 2024年3月21〜25日実施、日本人学習者 n=485・台湾人学習者 n=435）

台湾版アプリの開発にあたっては、台湾の学習者がより楽しく、没入して学習に取り組めるよう、以下の点でローカライズを行いました。
・UIの日本語表記を繁体字中国語の表記へ
・台湾の文化的背景を踏まえて場面設定や会話のトピックを調整
・台北の名所を描いた背景や、BGMなどの演出を用意

本日より、台湾のiOSユーザーに提供開始いたします。※順次Androidユーザーへの提供も予定しております。またレッスン数も段階的に追加してまいります。

『私自身を含め、日本では多くの人が英会話の習得に苦労してきました。だからこそ、私たちはAIを活用し、誰でも手軽に英会話を習得できるサービスを追求しています。AIバディが効率的で楽しく継続しやすいレッスンを提供することで、スピークバディは国内で多くの方に支持されました。

しかし、英語を必要とするのは日本だけではありません。アジアをはじめ世界中で英語学習ニーズは高まっています。そして、英語に苦労した我々だからこそ生み出せたこのサービスは、国境を越えて受け入れられると確信しています。その第一歩として、まずは台湾市場に挑戦します。そして今後、アジア・世界へ展開し、数億人の言語習得を実現することで、人々の人生の可能性や選択肢を広げていきます。』

当社は今後さらに東アジアへの展開を進め、2029年ビジョンの「アジアのグローバル化を牽引するAI言語習得スタートアップ」となること、そしてミッションである「真の言語習得を実現し、人生の可能性と選択肢を広げる」ための価値提供を目指し、引き続き邁進いたします。